2024年10月24日(木)株のデイトレ収支結果を発表します。
日経平均の値動き
日経平均は+38円となりました。
本日はギャップダウンから寄り付き、上昇する相場となりました。
株のデイトレ収支結果
本日のデイトレ収支
株のデイトレ収支結果は、+924円 でした。ただし含み損は計-8296円で持ち越し中
本日のデイトレ勝率:94%
今週のデイトレ収支
- 月曜日: +428円
- 火曜日: +163円(含み損-3436円で被弾。持ち越し開始)
- 水曜日: +346円
- 木曜日: +924円
- 金曜日: 円
今週のトータル収支:+1861円
今月のデイトレ収支
今月のトータル収支:+5224円
・持越し現物の手仕舞い:+715円を除く
・10/22から少しずつ買い集めて持ち越し開始:計-8296円
株のデイトレ収支の流れと感想
本日のデイトレ:20戦 19勝 1敗 0引き分けでした。
本日も日経レバのみを取引しました。
いつもどおりスキャをしつつ、時間軸長めの両建てトレードの検証29日目。
貸株があって両建て可能でしたが、今週はヘッジせずに、被弾すれば持越しをする方針のため、両建てトレードはせず。基本はスキャ、捕まれば持越し。
結果は勝ち。ですが、今週から持ち越している含み損は相変わらずで、月収支以上のマイナス。
本日も買いで被弾した買い玉を、損切もしないし、両建てでポジション凍結もしないで被弾すればそのまま持越しの方針でトレードしました。
幸い、本日は12日ぶりの陽線ということで、特に大きく被弾するようなこともなく、コツコツスキャをして終了。
というか、12日ぶりの陽線なのに、+38円。ギリギリすぎる。
陽線・プラスといって良いのかわからない誤差のレベル。
日米の選挙を控えて方向感が不透明ですし、
直近は、相変わらず弱いと考えたほうが良さそうな動きですね。
ただし、たとえ短期的に相場が弱くても、私は含み損のまま持ち越します。
そこで本日は、どうして私が日経レバをデイトレで完結せずに、含み損を持ち越すようになったのかを、改めて記録しておこうとおもいます。
日本の経済は、今年17年ぶりにマイナス金利を撤廃をし、17年ぶりに強気になっています。
インフレを抑える役目を果たす金利が17年ぶりに復活、かつ、賃金上昇のために、国が日本の最低賃金を強制的に定めて上げました。今後も数年に渡り、賃金を上げると公言しています。
賃金は企業にとっては原価ですので、原価が上がる状況で企業が利益を今後ともキープしていくには、売上を上げるしかありません。(利益=売上ー原価のため)
厳密に言えば、他の原価を減らすことでも対応は可能ですが、おそらくどれだけ節約したところで、今後のインフレによる継続的な賃金上昇や物価高に太刀打ちができなくなるので、必ず売上の上昇を余儀なくされます。
その最たる例が、他国です。
アメリカやイギリスの最低賃金は日本円で言えば軽く2000円は超えています。
そして当然のように物価も日本より高いです。アメリカなんて2倍どころではありません。日本では1000円くらいで外食が済ませても、アメリカでは1万円くらいでも普通です。
日本人にとって他国の状況は馴染みがなくわかりにくいかもしれませんが、iPhoneやAmazonといった、外国のサービスを利用していれば、その料金がどんどん値上がりしていることは日本人にとっても感じていると思います。
このように他国では、ひたすらインフレが進んでおり、圧倒的に日本が遅れている状況です。
今までは日本はデフレを続けてきて、他国との差が広がるばかりでしたが、今回、最低賃金を強制的に上げたことや、賃金上昇に最もフォーカスが当たっている今、インフレに舵をきったと考えられ、デフレの限界に達したということになります。
つまり、今年はデフレからインフレへの転換点となるわけです。
なんせ17年ぶりにマイナス金利を解除したわけで、インフレ抑制役の金利をあげたことで、「17年ぶりのインフレですよ」と言っているようなものですよね。賃上げを見ても、金利を見ても、今年からインフレに突入したと考えて良いでしょう。
これは株式市場で言えば、17年ぶりに上昇圧力が再開しますということです。つまり株式市場においても、下落から上昇への転換点となるわけです。ただし年単位なわけで、短期的な動きではその上昇の圧力を感じることはできません。あくまで長期的に見ればのお話です。
また、仮に今の状況のままデフレが続き、日本がインフレを嫌がったと仮定しても、円安・物価安が止まらず、他国が日本の製品を買いあさるはずです。質が良いのに安いからです。日本では他国と同じ仕事(むしろそれ以上)をしても、半分以下の賃金で働かされてるからですね。。
そうすれば海外から日本の需要が超過するので、必然的に売り上げがあがるし、需給ギャップを抑えるために商品を値上げするでしょう。となれば値上げするわけですから、物価高になりインフレになります。
つまり、もう、どうやったってインフレは防げません。
日本が悪いわけじゃありません、他国がインフレだからです。
日本がたとえ何もしなくたって、他国がインフレに動くので、その影響が必ず日本にやってくるということです。
どれだけ日本がデフレにしがみついたって、外国がインフレに動く以上、もうどうしようもないんです。日本の物価が上がるしかない。インフレになるしかない。
これにより、とうとう、今年から、デフレに限界を迎えてインフレに突入したわけですね。
そして何より、インフレで物価が上がれば、企業の売り上げが上がり、手残りの利益が増えます。
たとえば、利益率が10%の会社があったとします。このときの手残りとなる利益は
- 売上が1000万の利益率10%では手残りの利益は100万円
- 売上が2000万の利益率10%では手残りの利益は200万円
そして、この利益に対して、株の配当性向が半分の50%だった場合、
- 手残り利益100万の場合は、半分の50万円が配当になる
- 手残り利益200万の場合は、半分の100万円が配当になる
つまり、売上が強制的に上がるインフレに突入した現在、どう考えても利益が増えて、配当も上がるので、企業の株があがるしかありません。
ただし、もちろん健全な業績の企業に限ります。健全ではない企業はインフレによる原価高にともない利益を維持できずに廃業する割合が増えるでしょう。その結果、日経平均で見れば、利益率が低い企業は消されてしまう運命になるので、利益や売上が上がる企業中心になっていき、全体の日経平均のパフォーマンスは更に上がっていくでしょう。
なお安部さんや岸田さんの政策では主に円安効果による株価上昇が強く、輸出企業に限定された株価上昇でしたが、今回の最低賃金上昇は、日本の全企業で影響を受けます。
最低賃金があがれば、他の仕事の賃金も相対的に上がります。そうしないと仕事条件のバランスが崩れてしまい、労働者が「割りの良い仕事」に流れて行ってしまうからです。
なので全国の企業で影響を受けて、強制的に賃金が上がります。そして訪れたインフレにより強制的に売上アップが余儀なくされます。
上述のとおり売上があがれば配当があがりますから、株は上がるってわけですね。
なおこの賃金上昇やインフレに対する状況は以前から岸田総理の頃からずっと公言されていました。それなのに、今更ですか?という話になるのですが、そのとおりで、実際に、今だからこそだと私は思っています。
前回の岸田総理の時点では円安がメインの上昇シナリオであり、最低賃金の強制アップについては今後の課題という位置づけでした。
理由は円安により企業の利益アップにより内部留保をあげることが1番であったからです。内部留保を作ることで、次に内部留保から賃金へ流すシナリオだったわけです。そのため、まだ確実に賃金上昇のシナリオが実現するとは言えませんでした。
しかしながら今回は石破さんに総理が変わり、今は賃金上昇に最もフォーカスがあてられています。何より、石破さんになってから、強制的に最低賃金をアップしたことを公言し、今後の具体的な賃金上昇率も見えてきました。
さらに最近では、衆議院選を前にして、他党も賃金上昇について言及するようになりましたが、自民党に限らず、他の党でも満場一致で上げるつもりでした。
つまり、今にならないと、賃金上昇が不明確だったわけです。もちろん可能性は高かったのですが、今はほとんど確約に近いレベルになっていると個人的に感じています。もちろん、最終的には未来のことなので断言できませんし、他国がデフレになれば話は変わるので言い切れませんが、現時点では日本は今後誰が総理になったとしても、インフレに舵を切っていることは間違いないでしょう。
さて、これだけ日本の経済が強いインフレを余儀なくされるなかで、
これを理解しながら、わざわざ株を損切できますか?
もちろん個別銘柄で業績が悪いなら損切できますが、私のように日本全体となる日経レバでトレードをしていると、損切なんて馬鹿らしくてできなくなります。
だって長期的に日本全体で見れば上がるしかないんだから。
今、損切・利確手じまいしてしまう人は、
- 短期的な値動きの増減に耐えられないようなロットを張っている人
- 短期的な需給だけでトレードしている人
- 局所的な個別銘柄でトレードしている人
- 経済状況を弱いと判断しているや、意識していない人
だと思います。一言で言えば、損切必須なハイリスクなトレードをしている人です。そのぶんリターンは大きいかもしれないので、別にそれが悪いわけではありません。
ただ、せっかくのインフレの恩恵を受けにくいポジションであることは間違いありません。
私のイメージだと、もう日本は外国から首根っこを掴まれているんです。長期的に見れば上がるしかないんです。なので、損切はあえてしません。どれだけ下がっても、日経レバは損切しません。
なお個別銘柄はインフレなどのマクロ経済よりも、業績などのミクロ経済が優先されるので、必要に応じて手仕舞いします。
また、もちろん、他国がデフレに突入すれば話は変わってくるので、その場合は状況を見ながら損切もします。あくまで、インフレのシナリオが変わらない限りは損切しないということですね。
そのため下落しているなかでも、今はインフレに向かって買い集めます。
ただし、買い集めるからこそ、どれだけ下落しても買い下がれるような資金管理を徹底しながら、無理をせずコツコツと将来のインフレに向けた長期ポジションを構築していきます。
なお短期的なデイトレでは下落局面が逆に増えるかもしれません。なぜなら少なくとも相場は長期的に見れば上昇したいわけですから、大口は買いたいと考えているわけで、逆に言えば小口や個人トレーダーには売って欲しいわけです。つまりは、多くの個人の短期トレーダーをふるい落としたいと考えていることになります。
このような状況を意識したうえで、自分がこれからどういうトレードをするのが良いかを改めて考えていく必要がありそうですね。
株のデイトレ初心者ですが、なんとか退場せずにまだ持ちこたえています。
応援よろしくお願いします!
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