Facebookユーザー5億人以上の個人情報が誰でもアクセス可能なサイトで公開。対策や対応は必要か?

ITニュース

Facebookユーザーの5億3300万人分の個人情報が誰でもアクセス可能なサイバー犯罪フォーラムで公開されていると米メディアが報じました。(現地2021年4月3日)

公開されているデータには日本ユーザーのデータも含まれており、日本のデータは42万8625人分が公開されていたそうです。

公開されているデータはFacebookに登録した「基本データ」となり、たとえ非公開設定にしていても電話番号を登録している場合は電話番号も公開されているようです。

Facebookは、2019年8月に修正をおこなった脆弱性に関連する流出であることを説明しました。

Facebook個人情報流出への個人的見解

一度漏れてしまったデータは簡単にコピーされてしまうため、公開サイトから削除されたとしても様々な目的で流出し続けると考えられます。

更に今回流出した情報は電話番号を含む連絡先も流出していることから、Facebookユーザーは今後スパムメール(迷惑メール)や迷惑電話(営業や詐欺など)に気を付けるようにしたいところです

サイバー犯罪は急増している

近年、SNSをはじめ多種のWEBサービスが利用される世の中になり、様々なWEB上に連絡先を登録することが増えています。そのような背景から、サイバー犯罪が急増しています。

Facebookの個人情報漏れに限らず、様々なWEBサービスで同様に情報漏れする可能性があるため、IT化した時代を生きるためにも、サイバー犯罪への理解を深め、メールや電話などへの不審な連絡や偽者からの連絡には充分気を付けていきましょう。

サイバー犯罪の主な手口

近年急増しているサイバー犯罪の手口としては以下のような流れが多いです。

迷惑メールに多い例

  1. 犯罪者はあなたの連絡先を不正に入手する
  2. あなたにメールする(警察や銀行などに身分を偽っていることが多いです)
  3. 連絡時に銀行やAmazon等の大手サイトの偽サイトにログインするよう促す
  4. 偽サイトにログインすることであなたのログイン情報を盗む
  5. 盗んだログイン情報を使い、あなたの口座やクレジットカード情報を盗み悪用する

迷惑電話に多い例

  1. 犯罪者はあなたの連絡先を不正に入手する
  2. あなたに電話する(警察や銀行などに身分を偽っていることが多いです)
  3. 不安になる偽情報を伝え、口座やクレジットカード情報を含む個人情報を収集し悪用する

迷惑サイトに多い例

偽サイトでは何か不安をあおるようなポップアップが表示されることがありますが、何が書かれていてもクリックせず、直ぐにサイトから離れるようにしましょう。クリックなど何かアクションをすることで知らず知らずのうちに相手からの不正行為を承認してしまうことがあります。

迷惑サイトには様々なものがあります。以下のようなものが多いです。

1.本物と見分けがつかないくらいに巧妙に作られた偽サイト

偽サイトにログイン情報を入力させて、ログイン情報を盗むサイトです。「フィッシング詐欺」と呼ばれる手口です。

2.不安になる偽情報を流し決済させるサイト

迷惑サイトにアクセスすると、以下のような不安にさせるアクションをしてきます。

  • ウイルスやスパム、不正なアクセス等が検知された
  • パソコンの処理が遅くなっている、壊れている

上記は偽情報であることが多く、不安にさせることで効果のない対策ソフトを購入させるものです。信じず、自分自身や詳しい人に相談するようにしましょう。

サイバー犯罪への対応策

近年急増しているサイバー犯罪の対応策を紹介します。

不審なメールへの対応

基本的には不審なメールは無視するのが一番です。開封やURLのクリック、返信などは出来るだけ避け、相手にアクションしないように心がけましょう。

不審な電話への対応

電話は知らない番号からかかってくることもあるため判断が難しいところではありますが、電話してきた人が知っている人でなければ、充分用心して対応するようにしましょう。わからない時は相手の電話番号をネット検索するだけでも相手の情報を知ることができることもあります。

サイバー犯罪への応対を学びながら、楽しいWEBライフを送りましょう。

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